支援を受けるにあたって
支援内容は合理的配慮※に基づき、関係者間で協議して決定します。希望した配慮に沿えないこともあります。また、支援体制の整備に時間がかかることもありますので、申請は余裕をもって行ってください(入学前、授業開始前から相談に応じます)。支援について分からないこと、知りたいことがあるときは支援室に相談してください。
どんな支援が、いつ必要か、自分で整理しておきましょう
大学での学生生活は自分で管理しなければなりせん。よりよい学生生活を送るためには、自分の障がいについて知り、そしてどんな支援が、いつ必要か、具体的に周りの人に伝えることが大切です。支援を受ける前に自分でできることと、支援を受けたいことを整理しておきましょう。一人ではなかなか整理できない方は、支援室で相談に応じますので、いつでもご連絡ください。
授業時の配慮について
授業時の配慮を希望する場合は、科目ごと、学期ごとに申請をしてください。申請した内容は担当の教員と相談の上で、合理的配慮に基づいて必要な配慮が行われます。支援室から借りた物品や、特別な配慮のもとで得られた情報(配付資料など)は、責任を持って管理して他人に渡すことのないようにしてください。
定期試験時の配慮について
定期試験時には、授業時とは異なる配慮が必要となる場合があります。試験の行われる教室の変更、試験方法の変更、補助機器の持ち込み等が必要となった場合には、事前に申請をしてください。申請した内容は担当の教員と相談の上で、合理的配慮に基づいて必要な配慮が行われます。
マナーとルールを守りましょう
学生サポーターに支援を依頼する際には、支援を受ける人も支援を行う人も、お互い気持ちよく活動できるように心がけましょう。支援の必要がなくなった時(休講等で支援をキャンセルしたい場合)、支援を希望した時間に遅れる時等は必ず相手の学生と支援室に連絡をしてください。また、支援の中で知り得た個人情報はお互いに守るように気をつけましょう。
個人情報について
支援をする上で知り得た個人情報については、管理を厳密に行い、第三者に個人情報の開示や提供が必要な場合は、本人の同意を得るものとします。ただし、支援を必要とする学生の支援を連携して行うために必要と本学が判断した場合は、集団守秘義務を十分に遵守しつつ支援者間での個人情報の共有を行います。
※合理的配慮とは…障がいのある者が、他の者と平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、大学等が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障がいのある学生に対し、その状況に応じて、大学等において教育を受ける場合に個別に必要とされるものであり、かつ大学等に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの(障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告 第1次まとめより)